進化論　私は家畜になりたくない

私は家畜にはなりたくない。
まいにち毎日、やりたくもない仕事をして生計を立てて指示に従っている生活は狂っている。そんな生活を少しでもよくするのは読書と勉強すること、そして思索を巡らすことだ。それによって家畜より犬にはなれると思う。あほな飼い主に従いながらも、獲物を獲得するのに自分のやり方で、走り方で届くはず。

少しずつすこしずつ、犬の前に牛かもしれない。
小さなことをアホだバカだと罵られ、内心は傷つきながらとぼけた顔をして、牛は情報や体験を咀嚼する。ヘルシーでちいさな草を食べていたら、いつのまにか体を整えて、高カロリーな肉が食べられるようになる。

犬の行動範囲は広い。いろんな犬と会いその飼い主とであう。
どうやら自分の飼い主だけが主人ではないことを悟るし、犬はとても困った。この世で信じていたものが崩れ去って、しかも、馬になるか、ワニになるか、オラウータンになるか、それともどれにもなれないのかと悩み始めた。